キャッシュレス決済とは、商品の購入やサービスの提供を受ける際に、現金ではなくクレジットカードや電子マネー、コード決済等を使用して代金を支払うことを指します。売主と買主が商品と対価を交換する場合は1対1の取引になりますが、キャッシュレス決済の場合は、間にキャッシュレス決済会社が介在します。
買主は現金を持っていなくても、キャッシュレス決済会社が代金を立て替え払いすることで即座に売買が成立します。買主は一括払い、分割払い、リボ払いと定めた方法に従ってキャッシュレス決済会社に代金を支払います。
つまり、キャッシュレス決済とは、キャッシュレス決済会社と買主間の信頼関係を元にした支払い方法であり、事業者にとっては、買主が現金を所持していなくても買主が持つ信用によって取引を即時的に成立させられるというメリットがあります。また、個人の支払い能力を個別に評価したり、不払いのリスクを負ったりする必要がないため、新規取引を安全かつスムーズに行えます。
キャッシュレス決済のトレンド
日本国内におけるキャッシュレス決済の現状についてポイントごとにまとめました。
クレジットはもっとも普及率の高いキャッシュレス決済の手段
ご存じのとおり、数あるキャッシュレス決済手段の中でもっとも日本で普及しているのが、クレジットカードによる決済です。そのため、キャッシュレス決済導入の第一歩として「クレジットを使えるようにしたい」と考える方も多く、また他のキャッシュレス手段の導入は済んでいなくても、すでに「クレジットカードなら使える」というお店も多いです。
経済産業省のデータによると、2022年のキャッシュレス決済利用状況は36.0%(111兆円)であり、その中でも84.5%(93.8兆円)がクレジットカード利用によるものでした。
つまり、キャッシュレス決済導入の利便性や使い勝手を考えるときには、クレジットカードについて優先的に考慮しなければなりません。特に、年齢が上に上がるほど、カード型のキャッシュレス決済手法の利用率が高まるという特徴も見逃せません。経産省は2025年までにキャッシュレス決済の利用を4割以上にするという目標を掲げ、現在順調に利用促進が進んでいます。
新たなキャッシュレス決済種別の台頭により、少額でもキャッシュレス決済の利用をする人が増えた
以前は、比較的高額の商品を購入する際にキャッシュレス決済としてクレジットカードを使う、というイメージを持たれている方も多かったかと思います。しかし、最近ではコンビニで数百円程度の買い物をする場合にもキャッシュレス決済を利用するという人が増えています。
交通系電子マネーの台頭は、キャッシュレス化を推し進める一因になりました。電車に乗るためだけに所持してICカードを所持していた段階から、自動販売機やキオスクでの買い物に使い始めるようになり、今ではコンビニやレストランなど、交通機関とは全く関係のない場所で利用しているという方も多いのでは?
また、一人一台スマートフォンを持つことが当たり前になり、スマホによるコード決済も人気を集めています。スマホ1台持っていればお財布を持たなくても買い物ができるため、20代、30代を中心に大きな注目を集めています。
キャッシュレス決済を導入できないケースは、実はほぼない
Wi-Fiが繋がらないとキャッシュレス決済端末の利用はできない…と思っていませんか?通信技術の進歩により、Mr.Hunt001のように4G/LTE内蔵の決済端末を使うことで、タクシーや外商、訪問サービスなど、決済場所が定まらない状況でも、安定してキャッシュレス決済を利用いただくことができるようになりました。
客先でも決済ができるため、リフォーム工事業やジュエリー販売などの外商にも利用が可能です。また、キッチンカーなど移動販売での利用も問題ありません。レジがなくても、端末そのものにキャッシュレス決済機能だけでなく、現金精算やレシート印刷、POS機能などを付加することでオールインワンを実現している機種も存在するため、屋内外や店舗の形態を問わず基本的にどこでも導入が可能です。
インバウンド対策にもキャッシュレス決済導入が必須
世界的に見ると、日本は実はキャッシュレス決済については浸透が遅いと言われています。お隣の韓国では、決済の8割~9割がキャッシュレス決済によって行われていると言われています。
日本ではお寺や神社、温泉街などの観光地や露店などは支払いは「現金のみ」としていた所も以前は多かった印象です。伝統的にキャッシュレス導入していなくても許容されてきた業種・業態に対しても、キャッシュレス化の波は広がっています。アジア圏の現地キャッシュレス決済種別に対応しておくことで、外国から来た方にも安心してお買い物を楽しんでいただけるようになります。
最近では、スポーツや音楽のイベントなど、セキュリティ面や利便性などを考慮して、支払いは「キャッシュレスのみ」というシーンも増えてきました。やはり、キャッシュレス決済が可能というのが、世界的なスタンダードになりつつあると言えます。
キャッシュレス決済を導入する5つのメリット
キャッシュレス決済を導入する際の事業者側のメリットをまとめました。
メリット①手元に現金がなくても購入いただける
キャッシュレス決済なら、現金の持ち合わせがないお客様にも購入いただけます。手元の現金が減ることなく、キャッシュレス決済会社に与えられた枠の中なら自由に利用が可能なため、購入への心理的なハードルを感じにくい点もポイントです。購入可能な金額が増え、高額な意思決定も決まりやすくなります。
メリット②管理がラクになる
決まった日にまとめて入金があるため、入金管理が簡単になります。また、大量の現金を扱う場合は安全管理や盗難対策などが必要なため、現金比率を落とすことは管理コストの削減にも繋がります。
メリット③レジでお待たせしない
現金取引の場合、お札や小銭の数を数えたり、釣り銭を確認したりといった作業が発生しレジに時間がかかります。キャッシュレス決済を導入することで、決済にかかる時間を大幅に短縮できます。
メリット④未収リスクが生じない
売上はカード会社から支払われるため、掛け払いのようにこちらが入金されないリスクを負うことがありません。所定の入金日に支払われるという安心感があるため、商品の代金や工事代金、サービス提供料など、既に提供が済んでいて未収を起こしたくない取引にもぴったりです。
メリット⑤利用促進に繋がる
お客様の中にはキャッシュレスのポイントを貯めている方や、家計管理の一本化のためにできるだけ決まったキャッシュレス決済方法を利用したいと考えている人もいます。そんな人にとっては、キャッシュレス決済が可能だということが商品サービス選定の理由となり得ます。また、一度クレジット利用ができることが分かるとリピートする人も多く、決済対応が店舗やサービスの利用促進に繋がります。
このように、お客様にとっての利便性向上という側面だけでなく、キャッシュレス決済の導入は事業者側にも大きなメリットがあることが分かります。
キャッシュレス決済を導入するデメリット
事業者がキャッシュレス決済を導入する場合に生じるのはメリットだけではありません。想定できる不都合をまとめました。
デメリット①決済手数料がかかる
数パーセントではありますが、キャッシュレス決済を利用する場合は店側に手数料がかかります。そのため、売上が減るのではないか?と懸念される方もいるかもしれません。
これで解決!
特に小口の取引で毎回手数料が引かれるのには抵抗があるという方も。しかし、たとえば商品単価が数百円のフードトラックなどでも、キャッシュレス決済の導入は運営の円滑化が図れるため、レジ待ちの列を発生させることなくどんどん売上を発生させることができます。
金額の大きなお買い物に関しては、「持ち合わせがないから買えない」という層を取り込んだり、キャッシュレスなら手元現金は減らない、という安心から購買意欲が上がる人もいるため売上はむしろ上がる傾向にあります。
デメリット②初期費用がかかる
キャッシュレス決済を導入するためには、専用の決済端末が必要です。1台あたりの端末費用は2~3万円程度ですが、複数台用意したりPOSレジとのシステム連携をする場合はさらに費用がかかかります。一度に大きな費用負担は難しい、レジの入れ替えが発生する場合は営業中の店を止められない、などの理由からキャッシュレス決済の導入が後回しになる店舗も多いようです。
これで解決!
端末の導入は一括購入が原則だと思っていませんか?端末をレンタルで導入することで、短期間の運用やお試し導入が可能になります。
デメリット③資金化までに時間がかかる
現金での決済と大きく異なる点として、キャッシュレス決済の場合はクレジット会社からの入金日が決まっているため、売上が立ってから実際に資金化するまでにサイトが発生するという問題があります。
これで解決!
資金化が遅れるというデメリットがある一方、入金の一本化ができるという管理メリットを享受できます。さらにクラウド明細の導入なども合わせて行うことで、リアルタイムで売上把握も可能になります。キャッシュレス導入によるDX化の実現と現金化のスピードは、どうしてもトレードオフの関係になります。また、日本国内のキャッシュレス比率は増加傾向にあることから、即金ニーズを追い求めることには無理があります。今後は支払いまでにサイトがあることは前提とした上で、リアルタイムで数字を把握することや効率的な運用を行うという管理面に重きを置いて対策を取るのがお勧めです。
デメリット④契約期間を拘束される
いざ端末を入れてキャッシュレス会社との取引を開始すると、「契約期間は1年」というように期間を拘束されることがあります。端末の運用が上手くいかなかったとか、退店することになったという時に違約金が発生する恐れがあります。
これで解決!
決済端末によっては契約期間に縛りがないものも存在します。契約をしてから、知らなかった!というトラブルが起きないよう、契約時には規約を確認することをお勧めします。
契約期間にしばりがなく、端末レンタルも利用なMr.Hunt001なら、負担なくキャッシュレス導入が叶います。
最短1日から契約が可能な30種類以上のキャッシュレス決済が一度に導入できるマルチ端末Mr.Hunt001を知っていますか?POSレジがない現場でも使用できるハンディタイプなので、はじめての導入にもぴったりです。
Mr.Hunt001なら、使い勝手が違う
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01
オールインワン
クレジット・QRコード・電子マネーが利用可能なマルチ決済端末。しかも、現金精算にも対応。プリンタ内蔵のためレシートの発行も可能。レジまわりがスッキリ。お客様をお待たせすることなくスムーズな会計が実現できます。また、レジがなくてもこれ1台で決済管理が完結します。
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02
どこでも使えるハンディタイプ
約10時間連続使用が可能な強力バッテリーとスマホ感覚で利用できる4G/LTEを内蔵。さまざまな場所に持ち運べるので、テーブル会計はもちろん、屋外やタクシーでもストレスなく決済が可能です。イベント会場やキッチンカー、外商やリフォーム工事といった訪問サービスなど、場所を選ばずどこでもご利用いただけます。
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03
契約・入金の一本化が可能
様々なキャッシュレス決済へのお申し込み・ご契約を一本化(※)します。請求や入金も一つにまとまり、管理のわずらわしさから解放されます。Mr.Hunt001の導入を行えば、多様化が進むキャッシュレス業界に取り残される心配はありません。アジア圏の海外決済サービスも続々追加が予定されており、インバウンド対策にも最適です。
※契約の一本化は必須ではありません。
一部の契約を残したままでの端末導入についてもご相談ください。
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04
自由な契約形態
端末のご利用は最短1日からOK。ご利用期間は1日/1週間/1ヶ月単位で自由に設定できます。繁忙期にあわせて台数を増やしたり、催事やイベントなどのスポット利用にも最適です。
Mr.Hunt001なら、機能・サポートの充実度が違う
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05
決済明細クラウド(EMMS)
決済明細クラウド機能を搭載。
端末別/店舗別/エリア別/決済種類別など、見たい決済明細をWebからリアルタイムにチェックできます。さらに、売上データはExcel出力が可能なので、そのまま日報としてご利用いただけます。
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06
POS機能※オプション
POS機能を付加すれば、取り扱い商品や割引率を事前に登録することで商品ごとの販売管理が実現します。屋外での販売やイベント、訪問サービスなど、POSレジが置けない場所でも販売管理が可能になるため、売れ筋・死に筋が明らかに。地域性や季節性、時間帯などPOSデータを分析して販促活動に活かすことでマーケティングDXが実現します。
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07
確かな安全性と安心のサポート
グローバルセキュリティ基準であるPCIDSS認証を取得しています。また、24時間365日稼働のコールセンターが安定的なご利用をサポート。使い方が分からない時や、もしもの不具合対応にも安心です。端末の修理・故障には5年間の無償保証サービスが付いています。
キャッシュレス決済に求められる事業者の対応とは?
キャッシュレス決済はストレスなく使えて当たり前
2025年にキャッシュレス比率4割という政府の方針がありましたが、急速な伸び率から考えると今後キャッシュレス比率が7、8割という未来が訪れてもなんの不思議もありません。
キャッシュレス決済はただ使えればOKではなく、「ストレスなく使えることが当たり前」です。
ストレスなく利用できる、の定義とは?
1.利用者の多いキャッシュレス決済会社を網羅している
消費者のニーズはさまざまであることから、使えるキャッシュレス決済種別にかぎりがあると、ユーザーの期待に応えられません。代表的なキャッシュレス決済会社はすべて網羅しておくと安心です。
2.利用者の多いキャッシュレス決済会社を網羅している
通信中画面が長い、通信エラーでやり直しになることがある、というのは問題です。決済に時間がかかるとレジ待ちの行列が発生して、機会損失にも繋がります。特にWi-Fi環境に依存する場合は、場所によっては上手く使えないことがあるので注意が必要です。
3.操作が簡単・ミスが生じにくい
操作方法が分かりにくいとお客様にとって親切ではありません。従来のボタンタイプの決済端末は、ボタンの硬さによって押せなかったり、連打したりと暗証番号入力のミスが生じやすい傾向にあります。また、暗証番号入力の際に端末をお客様側にひっくり返すという運用は面倒な上に、時間のロスにもなります。
4.持ち運んで利用できる
レジ横に固定するタイプだと、お客様にレジに足を運んでいただく必要が生じます。ハンディタイプの端末なら、テーブル決済や屋外やイベントでのスポット利用にも対応できるため、利便性が高まります。
5.端末1台で完結する
現金売上の管理や釣り銭の計算、QRコードや電子マネーなど他の決済方法、POS管理、レシートの印字など、やりたいことが複数の機器に分かれると、レジ周りのごちゃつきの原因に。また、分かりにくく時間もロスするため、オールインワンタイプの決済端末がお勧めです。
6.もしもの時に安心のフォロー体制がある
24時間365日対応のコールセンターや、端末の不具合時にすぐ交換に応じてもらえる保守サービスがあると安心です。また、クレジット決済端末である以上、高度な使い勝手と安定した性能が求められますので、JCCA(日本クレジットカード協会)が定めるCCT(共同利用端末)であることが推奨されます。
このようなお悩みを解決します
- 端末を実際に操作してみたい
- 担当者から端末操作を直接教わりたい
- 端末の利用料金がどのくらいになるか知りたい
- 決済以外にどのような機能があるのか知りたい
- 自社の売り場担当の方に端末を見てもらいたい
オンライン・オフラインどちらも対応可能!
端末の使い方や導入方法に不安がある方へ直接ご説明します。
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資料内容
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